6月14日(水)お昼休みに、第64回通常総代会が開催されます。総代の皆さまには、お昼休みの短い時間内に全ての議案を審議していただきますので、ご協力の程お願いいたします。
また、組合員の皆さまに、事業計画案をお知らせいたします。
1 農林生協を取り巻く状況
新型コロナウイルスの出現から3年を経過し、2023年5月8日から感染症法の5類に引き下げられ、本省売店の来客数は、増加傾向にあり、売上が前年より増加となっていますが、筑波売店は来客数が前年水準まで達していないため、売上は減少している状況にあります。
国家公務員の給与については、3年ぶりに月例給及びボーナスとも引き上げられましたが、一昨年からの原材料価格の高騰が続いており、暮らしに身近な食品、お酒、日用品などの値上げラッシュが続いており組合員の家計を圧迫しています。
農林生協の収入の多くを占めている保険事業は、これまでと同様に保険料の控除人数の減少により、売上の減少は続いていることから、総事業高も依然として低迷しています。
一方、農林生協では、農林水産省の諸施策に関係した農林水産物・加工食品の販売・斡旋、また、被災地の復興を応援するため、キャッチフレーズ「被災地を食べて応援しよう!」及び「消費者の部屋展示」に関する取組に積極的に参加し、組合員の生活の改善向上に取り組んでいます。
また、本省及び筑波売店については、2022年度に契約を更新し、本年度5年契約の2年目の売店運営となりますが、引き続き、これまでに培った経験を活かして、更なる食の安全性や組合員への利便性を追求し、組合員の皆さんに愛される総合売店の取組が求められています。
農林生協は、「すべてを、組合員のために。」を基本とし、職域生協としての役割を今一度確認し、組合員参加の下に、積極的な事業展開を図る必要があります。
2 分野別の計画
本年度の総事業高は、2,354,141千円(対前年度実績比100.8%・保険サービスを含む。)とします。
(1)各種供給事業の推進
1) 売店供給
公募時に提案した「食の安全性」の追求や組合員への「利便性」と「快適さ」を基本とし、ポストコロナを見据えて、組合員のニーズに応える売店づくりを引き続き進めてまいります。
また、本省及び筑波総合売店は、共通のポイントカードサービスを引き続き推進してまいります。
① 本省総合売店
(ア) 農林水産省の総合売店に相応しい商品の品揃え、職域生協ならではの信頼性の高い(CO・OP)商品の販売など、生協の特色を活かした供給に引き続き努めてまいります。
(イ) 売店内において、「被災地を食べて応援しよう!」や、「消費者の部屋展示」に関連する商品の品質・特性を紹介する動画を流し、宣伝・普及を行うなどの取組に引き続き努めてまいります。
(ウ) 農林水産省において「子ども霞が関見学デー」が実施されれば、積極的に参加し、協力してまいります。
② 筑波総合売店
(ア) 売店内に常設店を設け、コンビニのほか、野菜・果物の販売、クリーニングの取扱いを行います。
また、各種短期店(パン、コーヒー、宝石、衣料等)を可能な限り出店するなどして、組合員のニーズに応えてまいります。
(イ) 筑波地区において「一般公開(科学技術週間)」等が実施されれば、積極的に参加し、協力してまいります。
(ウ) 中元・歳末謝恩セールをはじめ各種セール等を引き続き実施し、職場へは、チラシ等の配布やホームページで情報を提供してまいります。
(エ) 地域特性を活かした売店運営を図るため、地産地消をコンセプトに、つくばの特産品等地元商品及び「機構商品」の紹介と宣伝普及に努めてまいります。
2) 共同購入供給
① 共同購入(職場回覧方式)の斡旋については、より多くの生産者や製造者等との連携を図り、安全・安心な商品や、組合員のニーズに応えられる商品の取り扱いに努めてまいります。
② 「被災地を食べて応援しよう!」及び「消費者の部屋展示」において、紹介された商品を積極的に取り扱ってまいります。
③ ホームページを活用した速やかな商品情報の発信と共に、商品をご購入頂いた方へのチラシの送付を行うなど、宣伝普及に努めてまいります。
④ 本省職場への商品の直接お届け等、利便性に引き続き努めてまいります。
3) 筑波事務室供給
① 売店内に直営店を設け、印刷(名刺、挨拶状、年賀状)や印鑑類の受注、コピーサービス等を行うとともに、インターネットを利用した書店e-hon(書籍・雑誌・CD・DVD)、ソフマップ(家電製品)を取り扱い、価格、利便性をPRし利用促進を図ってまいります。
② また、併せてはがき(年賀はがきを含む)、レターパック、切手、印紙なども取り扱っていることを積極的に周知してまいります。
4) 指定店供給
① 農林生協が指定する指定店については、全国の組合員が利用できるようにさらなる拡充に努めてまいります。
② ホームページ、チラシ等での取扱商品や購入方法等の宣伝を強化し、組合員の利用向上に努めてまいります。
③ 退職後も引き続き利用でき、また、退職後も新規に加入することができるENEOS ASSOCカード(ガソリン)を積極的に周知するとともに、利用者の拡大に努めてまいります。
④ 長期間に亘って利用されていない指定店については、引き続き、現状を調査し、今後の対応を検討してまいります。
(2)保険サービス事業の推進
1) 農林生協団体契約保険(農林生協が契約者となっている保険)
一部の保険について、紙からWebによる申込みに移行したことから、既加入者に対して親切丁寧な対応を心がけてまいります。
① 農林生協団体医療保険
医療サポートプラン及び生活習慣病保障プランの2制度については、引き続き、農林生協HP専用サイトで保険の特徴と補償内容を動画で分かりやすく紹介し、コロナの感染拡大状況を見極めて「個別相談会」、「中途募集説明会」を行うなど新規加入者の拡大に努めてまいります。
② 年金ライフプラン
ゆとりのある老後生活、豊かな生活設計をモットーとした年金ライフプラン -A型・B型-についても、医療保険と同様な取組を行い、新規加入者の拡大に努めてまいります。
③ 傷害保険等
各種傷害保険等(交通・傷害、レジャー、自転車)は、各保険の特徴を活かしながら、今後も幅広く募集活動を行い、新規加入者の拡大に努めてまいります。
2) 団体扱い保険
① 個人が契約した一般生命保険料は、農林生協に加入することにより団体割引が適用さ れることをホームページなどで組合員へ積極的に周知する。
また、地方関係機関より農林生協団体扱いへの移管受入れは、積極的に対応してまいります。
② 特に3月から運用を開始した「かんぽ生命」については、引き続き、かんぽ生命及び霞が関郵便局に協力要請を行い、新規加入者の拡大に努めてまいります。
(3)組織活動の推進
1) 農林生協加入促進
4月・10月を農林生協加入強化月間と位置付け、新入職員及び未加入者に対し、総合売店内において農林生協のしおりの配布を行い、組合員の拡大に努めてまいります。
2) 職域別総代・連絡員会議の開催
農林生協事業に対する理解と協力を得るため、農林生協事業の紹介、年度事業計画案の討議等を行うとともに理事、総代、連絡員、事務局の連携と相互理解を深める場として、3月に合同で開催してまいります。
(4)教宣活動、文化・スポーツ活動
1) ホームページの充実・宣伝
「農林生協ホームページ」[https://www.nourinseikyou.jp/]については、より見やすく分かりやすく、身近なホームページとして、閲覧して頂けるよう、一層の充実を図ってまいります。
「虹のなかま」については、ホームページ上での掲載とし、楽しめる情報の提供に努めてまいります。
2) 宣伝強化の推進
農林生協総合売店及び指定店の取扱商品、販売場所及び価格の宣伝については、チラシ等の配付のほか、ホームページを活用し、最新の情報の掲載に努めてまいります。
3) 農林生協強化普及月間
10月~11月の農林生協強化普及月間においては、チラシの配布などで、生協の起源を紹介し、農林生協運動の普及活動の強化に努めてまいります。
4) 文化・スポーツ活動
農林生協事業への理解を深めてもらうため、組合員が気軽に参加できる行事を計画・開催してまいります。
(5)事務局活動
今日の厳しい経営環境の中で、事務局職員の役割と責任がさらに求められていることを自覚し、組合員のニーズ等の把握や情報化への対応に努めてまいります。また、事務局職員自らが資質の向上に努め、事務の効率化を図り、活動の場を広げてまいります。
(6)労働組合との連携
今後も、労働組合との連携を深め、組合員の生活向上・利用の促進を図ってまいります。
「生産と消費を結ぶ連絡会」活動は、生産者が安心・安全・良質な生産物の販売を通じ、消費者と交流できる場として、活動の継続を目指してまいります。
(7)消費者運動等
農林生協として加入している「日本生活協同組合連合会」及び「東京都生活協同組合連合会」とは、それらの関係団体と協力して、くらしを守る生協運動を基本として、その時々の社会的要請に応じ、消費者運動等に取り組んでまいります。
また、「被災地を食べて応援しよう!」をキャッチフレーズに、東日本大震災復興支援を始めとし、各被災地の復旧・復興を応援してまいります。