現在、農林生協では、団体自転車総合保険を募集中です。自転車損害賠償保険は、各自治体が定めた条例により加入の義務化が広まりつつあります。今回は、その概要を簡単にまとめてみました。
◆ 団体自転車総合保険 ⇒
(パンフレット)
◆ 締切日:11月13日 ≪ ※ 締め切り後も随時加入受け付けます!≫
◆ 申込・資料請求は、保険係へ 電話 03-5575-2710
● 義務化している自治体について
2020年の4月から自転車保険の加入義務化が始まり、この動きは次第に広まっていくと思われます。2020年9月30日現在の状況については、実施の状況をまとめたものをご確認ください。⇒【実施の状況】(国交省のHPより)
● 居住していない人について
義務化されている自治体で自転車を乗る場合は、居住者かどうかにかかわらず保険が必要になります。特に、県境の近所に住んでいる人や都道府県を越えて通勤・通学をする人は要注意です。
● 義務化の背景について
義務化されていることになった背景には、自転車事故の増加や損害賠償額の高額化があげられます。自転車事故で死傷者が出た場合、加害者(自転車の運転者)に対して1億円近い損害賠償を命じる判決も出ています。
● 加入の義務と罰則について
各自治体の条例により定められている保険は、『自転車損害賠償責任保険等』となっています。これについて解説すると、必ずしも『自転車保険』に加入することを義務付けているわけではありません。各自治体が定めているポイントは、『自転車事故を起こした加害者が被害者へ高額な賠償及び補償が可能な保険へ加入する』事です。つまり、既に個人賠償責任保険(補償)に加入している場合は、加入する必要はないことになります。ただし、損害賠償(補償)額が十分かどうかご自身が加入されている損害保険の補償内容をご確認ください。
なお、現在のところ未加入者に対する罰則はありません。
※ 自転車保険=「傷害保険」+「個人賠償責任保険」なので火災保険・自動車保険等に個人賠償責任がついている保険に加入している場合は、不要な場合があります。
● 加入の必要性
今後どうなるかわかりませんが、罰則がないからといって加入しないと、自転車事故を起こした時に高額な損害賠償責任を負ってしまう可能性があります。個人賠償責任保険へ加入していない人は、割安な『自転車保険』への加入をお勧めします。『自転車保険』は、【相手に対する損害賠償の補償】と【自分のケガ等の補償】の両方をカバーする保険です。
農林生協の団体自転車総合保険へ加入すると【本人・配偶者・親族】が対象となり、自転車による傷害事故と賠償事故を補償する保険です。しかも年間3,530円と家計にも優しいです。この機会に是非ご検討ください。
※ 参考
自転車損害賠償責任保険等への加入促進に関する標準条例-条文解説-(平31年2月) ⇐ 国交省HPより