6月17日(水)お昼休みに、第55回通常総代会が開催されます。総代の皆さまには、お昼休みの短い時間内に全ての
議案を審議していただきますので、ご協力の程お願いいたします。
また、組合員の皆さまに、事業計画案をお知らせいたします。
農林生協を取り巻く状況
日本経済は、昨年の4月に、消費税が5%から8%へ増税となり、加えて円安による原材料も高騰し、物価上昇率が前年度を上回りました。一方、組合員の賃金は、ベースアップしたものの、個人消費の伸びに繋がりませんでした。
また、東日本大震災から4年が経過しましたが、いまだに多くの課題が残されて
いる中、農林水産省では、被災地の復興を応援するため、キャッチフレーズ「食べて応援しよう!」の利用を呼びかけ、国民全体で被災地の復興を応援していこうという取組みが全国に広がっています。農林生協も積極的にこの取組みに参加して、被災地及びその周辺地域で生産・製造された農林水産物、加工食品を販売・斡旋しています。
このような経済情勢において、農林生協を支える組合員の家計は依然として厳しい状況が続いており、このため積極的な消費にも結びつかないことなども影響して農林生協の総事業高も低迷しています。
本省及び筑波事務所においては、総合売店の運営を委託されてから3年が経過し、供給事業は、対前年より増収となっていることから、今年度においても引き続き、総合売店の運営を中心に各種事業に全力で取組むことが求められています。
また、職域生協としての役割を今一度自覚し、組合員参加の下に積極的な事業展開を図る必要があります。
各種供給事業の推進
売店供給
①本省総合売店
(ア) 農林水産省総合売店運営の4年目として、公募時の提案書のコンセプトを基本にしながら、組合員のニーズに応える売店づくりを引き続き進めてまいります。
(イ) 農林水産省の総合売店に相応しい商品の品揃え、職域生協ならではのコープ
(CO・OP)商品の販売など、生協の特色を活かした供給に、引き続き努めてまいります。
(ウ) 農林水産省らしい食材・食品にこだわった商品の斡旋として、「食べて応援しよう!」、「女性起業家プチ♥マルシェ」等商品の販売に努めてまいります。
(エ) 筑波総合売店と共通のポイントカードサービスを引き続き推進してまいります。
②筑波総合売店
(ア) 生協事務室が売店内へ移転し4年目を迎えますが、公募時の提案書のコンセプ
トを基本にしながら、さらに利用しやすい売店づくりを引き続き進めてまいりま
す。
(イ)筑波地区の職域生協売店として、組合員のニーズに応える商品供給に努めるとともに、職場の売店として利便性を追求しながら商品サービスの向上を図かってまいります。
また、中元・歳末謝恩セールをはじめ各種セール及び日替わりセ-ルを実施するとともに、職場へはチラシ等の配布やホームページで情報を提供してまいります。
(ウ)筑波総合売店としての地域性を生かし、地産地消をコンセプトにつくばの特産品等地元商品の紹介と宣伝普及に努めてまいります。
(エ)組合員の要望等を反映させるため、売店ヒアリング及び売店会議等を開催し、相互理解と意志疎通を図るとともに、売店運営の改善・指導に努めてまいります。
(オ)本省総合売店と共通のポイントカードサービスを引き続き推進してまいります。
事業部供給
① 共同購入(職場回覧方式)の斡旋については、より多くの生産者や製造者等との連携を図り、安全・安心な商品や、組合員のニーズに応えられる商品の取扱いに努めてまいります。
また、被災地の地産食品を積極的に取り扱うことで復興支援につなげる「食べて応援しよう!」の継続や、農林水産省関係研究機関で研究開発・製造されたサツマイモ・クイックスイートを使用した「電子レンジですぐおいも」の商品開発の経験を生かし、農林水産省の施策に寄与する取組みをさらに推進してまいります。
② ホームページを活用し、速やかな商品情報の発信に努めてまいります。
③ 本省職場への商品の直接お届け等、利便性に引き続き努めてまいります。
指定店供給
生協が指定する指定店については、生協職域が全国に拡大されたことに伴い、全国の組合員が利用できるように新日本石油等の他、さらなる拡充に努めてまいります。
また、ホームページ、チラシ等での取扱商品や購入方法等の宣伝を強化し、組合員の利用向上に努めてまいります。
なお、長期間に亘って利用されていない指定店については、現状を調査し、今後の対応を検討してまいります。
保険サービス事業の推進
生協グループ保険
「生協グループ保険」は、農林生協を一つのグループとして、組合員の相互扶助を目的に「少ない掛け金で、大きな保障」をモットーに、昭和38年に発足いたしました。この保険には、安定的な制度運営を図るために加入率や総保険金額に制限が設けられております。
農林生協としては、毎年、新規加入者の増加に向けて、幹事会社等と協力をしながら、募集活動を精力的に行ってまいりました。しかしながら、近年の若年組合員の保険ニーズの変化や募集活動における職場環境の変化により新規加入者が減少し、更には、定年退職等による脱退者の増加が多く見られ、全体の加入者が年々減ってきております。今後も、この傾向は、引き続くものと想定されることから、保険制度の維持に向けて検討してまいりましたが、「生協グループ保険」を今後も継続していくことは、難しいと判断しました。
このような状況の中で、農林生協としては、既加入者の保護を最優先とし、 グループ保険を終了する方向で検討を進めて行くこととします。
団体契約の損害保険等
農林生協が契約者となっている各種傷害保険等(交通・傷害、レジャ-、自転車)は、
各保険の特徴を生かしながら、長年にわたり幅広く募集活動を行ってきましたが、近年に
おいては、加入者も一部の種類を除いては減少傾向です。募集活動においては、職場の
環境が変化してきていることから、今後、内容等の見直しを含めた検討を進めてまいります。
その他の生命保険等
個人が契約した一般生命保険の保険料は、農林生協に加入することにより団体割引が
適用されることになります。
ここ数年において、地方関係機関から農林生協団体扱いへの移管受入れを行ってき
ましたが、引き続き状況に応じた取扱いに努めてまいります。
組織活動の推進
生協の加入促進
(1)生協加入促進
生協組織の基盤である組合員加入については、職域の全国拡大に伴い、PR活動を
強化して加入促進を図るとともに、4月・10月を生協加入強化月間と位置付け、新入職
員及び未加入者に対し、生協リーフレットの配布とともに理事、総代、連絡員の協力を
得て組合員の拡大に努めてまいります。
生協事業に対する理解と協力を得るため、生協事業の紹介、年度事業計画案の討議等
を行うとともに理事、総代、連絡員、事務局の連携と相互理解を深める場として3月に合同で
開催してまいります。
教宣活動、文化・スポーツ
(1)ホームページの充実・宣伝
「農林生協ホームページ」[https://www.nourinseikyou.jp/]については、より見やすく分かり
やすく、身近なホームページとして、閲覧して頂けるよう、また利用しやすいよう、理事会等の
意見を聞くなどして生協内会議で検討し、一層の充実を図ってまいります。
虹のなかま」については、ホームページ上での掲載とし、楽しめる情報の提供に努めてま
いります。
(2)宣伝強化の推進
生協売店及び指定店の取扱商品、販売場所、販売価格の宣伝については、チラシ等の
配付のほか、ホームページを活用し、最新の情報の掲載に努めてまいります。
(3)生協強化普及月間
10月~11月の生協強化普及月間においては、ホームページを通じて生協運動の普及活動の強化に努めます。
(4)文化・スポーツ活動
組合員が気軽に参加できる行事を計画し、生協事業への理解を深める行事等を開催
してまいります。